胸やけ

2017/08/24 投稿

今回は「胸やけ」に関して書きます。

 胸やけの症状は、ムカムカする、胸の奥の方が焼けるような感じがするなどの不快感です。

 

 

 

 

胸やけで考えられる病気は、

 

◆慢性胃炎

慢性的に胃の炎症が起こっている状態です。胸やけ、食欲不振、食後の吐き気、胃もたれなどを伴います。

 

 

◆食道炎

食道炎にはいくつかの種類があります。

 

・逆流性食道炎

様々な種類の消化液が食道へと逆流し、その刺激で食道で炎症が起こった状態です。

 

同じ状態でも炎症がみられないものは、胃食道逆流症とよばれます。

 

症状としては、胸やけ、ムカつき、食べ物がしみる、食道部の痛み、嚥下時に引っかかる感じがする、起床時の胸やけなど様々のものが挙げられます。

 

・感染性食道炎

細菌、真菌、ウイルスの感染によって起こる食道炎です。無症状の場合もありますが、嚥下痛、嚥下困難などを伴う事があります。

 

・腐食性食道炎

酸やアルカリなどの粘膜を腐食する液体を飲んだ時に起こる食道炎です。具体的には、農薬や塩酸などが挙げられます。

 口の中が焼けるような痛み、首や胸骨の裏側や上腹部に激しい痛みを伴い、粘液や血液を吐く、呼吸困難になるなどの症状が起こることもあります。

 

緊急処置が必要な場合も多い状態になることもあるため、必ず救急車の出動を依頼してください。

 

 

・薬剤性食道炎

薬剤によって起こる食道炎です。寝たままや水を飲まずに薬剤を飲むと、食堂でその薬剤が引っかかってしまうことがあり多くはそれが原因で起こります。

 

・放射線性食道炎

放射線治療後に起こる食道炎で、治療後2~3週間後に起こる急性型と、治療後2ヵ月以上たって起こる慢性型に分けられます。胸やけ、胸骨裏側の痛み、上腹部の痛み、しみる感じなどを伴います。

 

 

◆食道潰瘍

食道の粘膜下まで炎症が広がり、潰瘍が発生した状態です。胸やけ、飲み込みづらい、胸痛などを伴います。

 

 

◆横隔膜ヘルニア

横隔膜ヘルニアには、先天性の後天性のものがあります。

 

横隔膜は、胸腔と腹腔を分けていますが、横隔膜に何らかの原因により裂孔(あながあく)ができ、その孔から腹腔ないの臓器が胸腔や縦隔へ脱出した状態です。発生部位により異なりますが、嘔吐、呼吸困難などが多くみられます。

 

 

◆食道狭窄

食道の通り道が狭くなり、食べ物が通りにくくなった状態です。

 良性のものでは、先天性のもの、食道炎に続発したもの、神経系の異常によって起こる食道アカラシアなどが挙げられ、悪性のもので最も頻度が高いものは食道がんです。

嚥下困難、食べ物の通過障害、それによる体重の減少などを伴います。

 

 

◆急性胃粘膜病変

胃や十二指腸に多くの急性潰瘍、びらん、急性胃炎がみられる状態です。突然の上腹部痛、吐血、下血で発症します。原因特定のため、すみやかな診断が必要です。

 

 

◆胃酸過多症

胃酸が過剰に分泌される状態です。ゲップ、胸やけ、胃液のこみあげ、胃もたれなどを伴い、空腹時には胃痛を伴うこともあります。

 

 

◆上腹部不定愁訴

はっきりとした病変がないにも関わらず、慢性的に上腹部の違和感、胃のもたれ、胸やけなどを感じる状態です。

 

 

そのほか、過敏性腸症候群などでも胸やけなどを感じることがあります。

 

また、胸やけの他に吐血や下血がみられる場合、胸やけが頻繁に起こる場合には、なんらかの病気が隠れている場合がありますので、必ず医師の診察を受けるようにして下さい。

 

胸やけは、病気だけでなくストレスにも大きく関わっている症状です。強いストレスを感じたり、長期間ストレスを感じている人は、ご注意ください。

 

 

 

「痛い・辛い・動かしにくい」と感じたら、

092-791-6185